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共創事例
スタートアップの菌糸体素材を、高級ブランドの皮革工房がなめし・仕上げてバッグにする
エルメス(Hermès International)(大手企業) × MycoWorks(MycoWorks, Inc.)(スタートアップ)
フランス パリ 共同開発 情報確認日 2026年10月12日
エルメスと、きのこの菌糸体から皮革に似た素材を作る米国のスタートアップMycoWorksの共創です。2017年に始まった約3年の共同開発で、MycoWorksが培養した素材をフランスのエルメスのなめし職人が仕上げる新素材「Sylvania」を作り、2021年3月にこれを部分的に使った旅行バッグ「Victoria」を公開しています[1] [6] 。発売は2021年末とされましたが[6] [7] 、その後の発売を示す発表は確認できていません。MycoWorksは2023年に米国で量産工場を稼働させたものの、2025年10月に閉鎖を発表し[21] [26] 、2026年1月に投資会社に買収されています[28] 。
目次
共創の構造 背景と各組織の狙い 提供資源と役割 共同活動 成果物と成果 組み合わせの意味 他社への応用 出典 関連事例
1 共創の構造図解:共創プロジェクトの形
スタートアップの菌糸体素材を、高級ブランドの皮革工房がなめし・仕上げてバッグにする:共創の構造(エルメス、MycoWorks) プロジェクト全体の段階 探索 PoC 共同開発 事業化 スケール Before| 起点 During| 共創 After| 成果 A エルメス 1 ニーズ・シーズ 品質・耐久性・環境負荷の基準を満たす新 素材を探し、革に加わる選択肢を試したい 2 提供リソース 自社のなめし工場と職人、既存製 品の型と自社素材、ブランド力 A エルメスの成果 5 獲得成果 確認できた成果 新素材を部分使用したバッグの公開 (2021年3月)。発売・数量は未確認 今後の目標・期待 2021年末の販売(実現は未確認)。 革は置き換えない方針 B MycoWorks 1 ニーズ・シーズ 培養した菌糸体素材を高級ブランドの製品 で世に出し、量産と顧客獲得につなげたい 2 提供リソース 菌糸体を培養する特許技術と試験 工場、発表後に得た取締役・資金 B MycoWorksの成果 5 獲得成果 確認できた成果 エルメスとの初製品発表、取締役・資金の獲得、 量産工場の稼働。その後、工場閉鎖と買収 今後の目標・期待 買収後、外部調達した菌糸体の加工技 術を軸に商業化(2026年6月時点) 3 共同活動 3年の共同開発で、培養した菌 糸体をエルメスの工房が仕上げ る工程を確立し、2021年3月に バッグを公開。発売は未確認 4 成果物 新素材Sylvaniaと、それを部分 使用したVictoriaバッグ (2021年公開、発売は未確認)
Before起点 A エルメス
① ニーズ・シーズ 品質・耐久性・環境負荷の基準を満たす新素材を探し、革に加わる選択肢を試したい
② 提供リソース 自社のなめし工場と職人、既存製品の型と自社素材、ブランド力
B MycoWorks
① ニーズ・シーズ 培養した菌糸体素材を高級ブランドの製品で世に出し、量産と顧客獲得につなげたい
② 提供リソース 菌糸体を培養する特許技術と試験工場、発表後に得た取締役・資金
During共創 ③ 共同活動 3年の共同開発で、培養した菌糸体をエルメスの工房が仕上げる工程を確立し、2021年3月にバッグを公開。発売は未確認
④ 成果物 新素材Sylvaniaと、それを部分使用したVictoriaバッグ(2021年公開、発売は未確認)
After成果 A エルメスの成果
⑤ 獲得成果 確認できた成果 新素材を部分使用したバッグの公開(2021年3月)。発売・数量は未確認 今後の目標・期待 2021年末の販売(実現は未確認)。革は置き換えない方針
B MycoWorksの成果
⑤ 獲得成果 確認できた成果 エルメスとの初製品発表、取締役・資金の獲得、量産工場の稼働。その後、工場閉鎖と買収 今後の目標・期待 買収後、外部調達した菌糸体の加工技術を軸に商業化(2026年6月時点)
プロジェクト全体の段階
探索 PoC 共同開発 事業化 スケール
①ニーズ・シーズ ②提供リソース ③共同活動 ④成果物 ⑤獲得成果。図の内容は本文と同じ出典に基づきます。
段階:共同開発 約3年の共同開発を経て、2021年3月に新素材Sylvaniaを部分使用したVictoriaバッグを公開しています
[1] [6] 。エルメスは2021年末までの販売を説明しましたが
[6] 、2022年半ばの報道は発売の遅れを伝え
[15] 、2022年11月時点でも「数か月以内に納品見込み」とされています
[19] 。その後、発売日・価格・数量を示す発表は確認できず、エルメスの2021年・2022年の年次報告書は「2021年3月に公開したVictoriaバッグを制作した」と記すにとどまり
[2] [3] 、2025年の年次報告書には記載がありません
[4] 。MycoWorksは2025年10月に自社工場の閉鎖と外部調達への転換を発表し
[26] [27] 、2026年1月にDFX Corpに買収されています
[28] 。2026年10月時点で両社の続報は確認できず、到達した段階は共同開発(製品の公開)と判断しています。
2 背景と各組織の狙いMycoWorksは、アーティストのフィリップ・ロス氏とソフィア・ワン氏が2013年にカリフォルニアで設立したバイオ素材のスタートアップです[8] [14] 。きのこの菌糸体を培養し、細胞レベルで絡み合った構造のシートに育てる特許技術「Fine Mycelium」を持ち、2017年に材料科学者のマット・スカリン氏がCEOに就きました[1] [19] 。
エルメスは1837年創業の高級品メーカーで、グループ内になめし工場部門を持ち、革の購入からなめし・仕上げまでを自社で行っています[4] 。年次報告書は、品質と耐久性、外観、修理可能性、ライフサイクル全体の環境負荷という基準で新素材を探してきたと説明し、2020年にはプラスチック代替を検討する社内横断の作業部会を設けています[2] [3] 。
一方で、エルメスは発表時に「革が置き換えられることはない」と述べ、Sylvaniaを従来素材に加わるものと位置づけました[6] 。広報担当者は業界誌に、Sylvaniaの使用は「一つのメンズバッグのデザインへの部分的な使用にかなり限られる」(編集部訳)とし、新素材について個別に公表はしないと説明しています[10] 。
3 提供資源と役割
A エルメス(Hermès International) 大手企業・フランス・パリ(本社)。なめし工場はフランス各地 ・ 公式サイト
1837年創業の高級品メーカー。2025年の売上高は160億ユーロ、従業員26,494人で、皮革製品・馬具が売上の44%を占めます[4] 。グループ内になめし工場部門を持ち、革の購入からなめし・仕上げまでを自社で行っています[4] 。
役割 素材のなめし・仕上げ、製品の企画・製作、ブランド
① ニーズ・シーズ 年次報告書は、「物理的な品質と耐久性、外観と美しさ、経年の耐久性と修理可能性、ライフサイクル全体の環境負荷の管理」(編集部訳)という1837年以来の基準で新素材を探してきたと説明し、2020年にはプラスチック代替を検討する社内横断の作業部会を設けています[2] [3] 。デュマ芸術監督は、MycoWorksの「天然の原材料とその変容への強い関心」(編集部訳)がエルメスと共通すると述べています[6] 。一方で「革が置き換えられることはない」とし、Sylvaniaを従来素材に加わるものと位置づけました[6] 。
② 提供リソース フランス国内のなめし工場と職人による、菌糸体シートのなめし・仕上げ工程[1] [2] 。工房の職人によるバッグの製作と、既存製品Victoriaの型[1] [6] 。「H plume」キャンバスと「Evercalf」カーフスキンという自社素材[6] 。発表に名前を貸すブランド力で、MycoWorksの2022年の資金調達発表で名前が挙がった顧客ブランドはエルメスだけでした[13] 。
③ 共同活動での担当 MycoWorksが培養したシートをフランスのなめし工場で仕上げ、工房でバッグに仕立てた[1] [2] 。2021年3月に発表し、年末までの販売を説明した[6] 。
⑤ 確認できた成果 Sylvaniaを部分使用したVictoriaバッグを2021年3月に公開[1] [6] [8] 2021年・2022年の年次報告書で、新素材探索の事例として記載[2] [3]
⑤ 今後の目標・期待 2021年末までの販売(2021年3月時点の説明)[6] 。実現は確認できていません Sylvaniaは革を置き換えず、従来素材に加わる選択肢とする[6]
B MycoWorks(MycoWorks, Inc.) スタートアップ・米国カリフォルニア州エメリービル。2026年の買収後の発表はコロラド州デンバー発 ・ 公式サイト
アーティストのフィリップ・ロス氏とソフィア・ワン氏が2013年に設立[8] [14] 。菌糸体を細胞レベルで絡み合った構造に育てる特許技術「Fine Mycelium」と素材「Reishi」を持ち、2017年に材料科学者のマット・スカリン氏がCEOに就任[1] [19] 。2022年までに累計1億8,700万ドルを調達し[14] 、2025年7月時点の株式調達額は3億1,400万ドル超と報じられています[25] 。従業員は2022年に約200人、2025年4月時点で約250人と報道[19] [24] 。2025年10月に自社工場の閉鎖を発表し[26] 、2026年1月にDFX Corpに買収されました[28] 。
役割 素材の培養と技術提供
① ニーズ・シーズ 培養した菌糸体シートを、高級品に使える素材として世に出し、量産に進むことでした。スカリン氏は「最初のFine Myceliumの製品を発表する相手として、エルメス以上のパートナーは想像できなかった」(編集部訳)と述べ[1] 、新技術では「物語る力が鍵になる」(編集部訳)としています[8] 。2021年時点では、素材を皮革並みの強度・風合いに仕上げる工程と、顧客となるブランドが必要でした[1] [10] 。
② 提供リソース 特許技術Fine Myceliumで培養した菌糸体シート(Sylvaniaはその一種)[1] [10] 。カリフォルニア州エメリービルの試験工場[13] 。2017年から素材をエルメスに提供した経験[1] 。発表後は、元エルメスCEOのパトリック・トマ氏の取締役就任(2021年7月)[11] 、シリーズC 1億2,500万ドル(2022年1月)[13] 、GMの投資部門からの出資(2022年10月)[17] を得ています。
③ 共同活動での担当 自社施設でFine Myceliumを培養し、エルメスのなめし工場に供給した[1] 。発表後は量産工場の建設と他業種への展開を進めた[12] [17] 。
⑤ 確認できた成果 Fine Myceliumを使った初の製品をエルメスと発表(2021年3月)[1] 元エルメスCEOの取締役就任(2021年7月)[11] 、シリーズC 1億2,500万ドル(2022年1月。顧客として名前を挙げたのはエルメスのみ)[13] サウスカロライナ州の量産工場(投資1億700万ドル、計画雇用400人)が2023年9月に稼働[12] [21] 。2024年初めに初の売上出荷[27] 2024年に真菌の汚染で長期停止。2025年7月時点で能力の22%で稼働[25] 。2025年10月に閉鎖を発表し[26] 、2026年1月にDFX Corpが買収[28]
⑤ 今後の目標・期待 買収後は「DFX MycoWorks & Co.」として、外部調達した菌糸体のなめし・加工技術を軸に商業化を進める方針(2026年6月)[30]
4 共同活動③ 共同開発は約3年にわたり、MycoWorksが自社施設で培養したFine Myceliumを、フランスのエルメスのなめし職人がなめして仕上げ、強度と耐久性を高める工程を確立しました[1] [2] 。エルメスが初めてFine Myceliumを扱ったのは2017年です[1] 。2021年3月、エルメスは新素材「Sylvania」と、これを「H plume」キャンバス・「Evercalf」カーフスキンと組み合わせた旅行バッグ「Victoria」を公開しました[6] [8] 。素材は琥珀色で、バッグの2面に使われています[7] 。デュマ芸術監督は「Sylvaniaによって、エルメスは常にそうであったものの中心にいる。つくることの中にある革新だ」(編集部訳)と述べています[1] 。
エルメスはBusiness of Fashionに対し、バッグを2021年末までに販売すると説明しました[5] [6] 。2021年秋の取材記事でも、秋冬コレクションのVictoriaに限って使うとされています[9] 。しかし2022年半ばの報道は、発売が「昨年末」の予定から遅れ、まだ市場に出ていないと伝え[15] 、2022年10月には発売日が未発表のままで[18] 、11月時点でも「数か月以内に納品される見込み」とされました[19] 。その後、発売・価格・数量を示す発表は確認できていません。エルメスの2021年・2022年の年次報告書は、職人が「2021年3月に公開したVictoriaバッグを制作した」と記すにとどまります[2] [3] 。
MycoWorks側では、2021年7月に元エルメスCEOのパトリック・トマ氏が取締役に加わりました[11] 。2022年1月にはシリーズCで1億2,500万ドルを調達し、発表で名前を挙げた顧客ブランドはエルメスだけでした[13] 。同月、サウスカロライナ州ユニオン郡に1億700万ドルを投じ400人を雇用する工場の建設を発表し[12] 、2022年10月にはGMの投資部門から出資を受け[17] 、2023年9月に工場が稼働しました[21] 。素材Reishiは帽子(2022年)やLigne Rosetのソファ(2025年)に使われ、2025年2月にはオンライン販売も始めています[16] [22] [23] 。
5 成果物と成果④⑤
成果物
新素材「Sylvania」(MycoWorksが培養し、エルメスのなめし工場で仕上げ)[1] [2] Victoriaバッグ(Sylvania、H plumeキャンバス、Evercalfカーフスキン。2021年3月公開)。Sylvania版の価格・数量は未公表で、革製Victoriaの価格は4,200ドルと報道[6] [19] MycoWorks単独の成果として、サウスカロライナ州ユニオン郡の量産工場(136,000平方フィート、2023年9月稼働、2025年10月に閉鎖発表)[21] [26] Sylvania版Victoriaの販売数・価格は公表されていません。「約3年の協業」はMycoWorksの発表と報道によるもので[1] [6] [7] 、エルメスの年次報告書には期間の記載がありません[2] [3] 。MycoWorksの累計調達額は、2022年1月時点で1億8,700万ドル[14] 、2025年7月の社債発行時の報道では株式で3億1,400万ドル超[25] とされ、時点と範囲が異なります。工場の雇用は計画400人で[12] 、実際の雇用数と閉鎖時の人員削減数は確認できません。
未確認・留意点 Sylvania版Victoriaが実際に販売されたか、販売数・価格・再販の有無は確認できません。2022年11月以降、発売を示す当事者の発表や報道は見つかっていません[19] 2022年以降の両社の続報(新製品、出資、契約)は確認できません。エルメスの2025年の年次報告書にMycoWorks・Sylvaniaの記載はありません[4] エルメス側の一次情報は年次報告書の記載[2] [3] と、報道に対する声明・コメント[6] [10] に限られます。エルメスは新素材について個別に公表しない方針と報じられています[10] 共同開発の開始時期は、スカリン氏の「2017年」[1] に基づきます。契約の形態(独占か、費用負担、知財の帰属)とエルメスによる出資の有無は公表されていません。MycoWorksの工場の投資家には名前を伏せた「戦略的顧客・投資家」が含まれます[21] 2026年1月の買収は条件非公開で、発表の「3億ドルのグローバルブランド」が評価額・取引額のいずれを指すかは不明です[28] 。11月の工場閉鎖に伴う人員削減の人数も公表されていません[29] MycoWorksの設立年は2013年[12] [14] ですが、Bloombergの転載記事は2017年としています[25] 。本ページは2013年を採用しています 菌糸体素材では、Bolt Threadsも2023年7月に資金難を理由にMylo事業を停止しており[20] 、業界全体の資金環境の悪化が背景にあります。これは本事例の出典ではなく背景情報です
6 組み合わせの意味編集部の考察 考察 この組み合わせの要点は、素材スタートアップが自力で作れない「売れる形」を、高級ブランドの工程で埋めた点にあると考えられます。MycoWorksは菌糸体を培養する技術を持ちますが、素材を皮革並みの強度と風合いに仕上げる工程は、エルメスのなめし工場と職人が担いました[1] [2] 。日本のSpiberとゴールドウインの事例と同じく、素材側と製品側が互いの工程に入り込む型です。
もう一つは、「公開」と「発売」が別だったことです。バッグは2021年3月に公開され、年末の発売が説明されましたが[6] 、確認できる範囲では発売の発表はなく、エルメスの年次報告書も制作の事実を記すのみです[2] [3] 。「革は置き換えられない」[6] 、「一つのバッグへの部分的な使用に限られる」[10] という発言を踏まえると、エルメスにとってSylvaniaは新素材探索の一例であり、事業として育てる対象ではなかったとみられます。
一方、MycoWorksにとってエルメスとの発表は、資金調達と工場建設の支えになったと推察できます。シリーズCの発表で名前を挙げた顧客はエルメスだけで[13] 、元エルメスCEOが取締役に加わりました[11] 。しかし工場は2024年に真菌の汚染で長期停止し、2025年7月の社債発行資料では能力の22%で稼働していました[25] 。2025年10月、スカリン氏は「資本コストが高すぎる」として工場を閉鎖し、外部調達した菌糸体を加工・なめしする事業に転換すると表明し[26] [27] 、2026年1月には投資会社DFX Corpが同社を買収しています[28] 。高級ブランドの名前は、量産投資を正当化するほどの需要にはつながらなかった可能性があります。
7 他社への応用編集部の考察 考察 この型は、バイオ素材や新素材のスタートアップが、最終製品メーカーの加工・仕上げ工程とブランドを借りて最初の製品を世に出す場合に応用できると考えられます。製品メーカー側は、新素材を自社工程で扱えるかを少量で確かめられる可能性があります。
ただし本事例は、成立の条件が満たされなかった面も示しています。第一に、製品メーカー側が説明した「年末の発売」[6] は確認できる範囲では実現しておらず、スタートアップ側はその発表を資金調達の材料にしていました[13] 。発表と発売を分け、数量と時期を双方で合意しておくことが望ましいでしょう。第二に、製品メーカーによる出資や購入約束は公表されておらず、スタートアップの量産投資(工場1億700万ドル[12] )を裏付けるものは確認できません。Spiber×ゴールドウインではゴールドウインが出資と継続的な製品化を担いましたが、本事例では製品メーカーの関与は一つのバッグの部分使用にとどまっています[10] 。第三に、素材の性能です。MycoWorksは2025年に、なめし技術の改良で引張強度を約4MPaから18MPaに高めたと説明しており[26] [27] 、強度が課題だったとうかがえます。
成立に必要な条件
素材メーカーが単独で持てない仕上げ工程(なめし・縫製など)を、製品メーカーが自社設備と職人で担うこと[1] [2] 発表と発売を分け、最初の製品の数量・時期・価格を双方で合意し、公開情報で追えるようにすること[6] [15] [19] 素材メーカーの量産投資を、製品メーカーの出資または購入約束で裏付けること。本事例では裏付けが確認できず、工場は閉鎖された[12] [26] 素材の強度・耐久性が製品メーカーの品質基準に達しているかを、量産投資の前に確かめること[26] [27] 製品メーカーが新素材を「革に加わる選択肢」にとどめる方針なら、素材メーカーはそれを前提に他の顧客を確保すること[6] [10]